地域の食文化を見直し、魅力ある地域の名産品を創出すべく「平蔵好みの一本うどん」を開発しました。2012年5月には、墨田区押上に「東武タワースカイツリー」が開業となり多くの観光客が日本中ならず海外からも訪れることが予測されます。観光などで当地を訪れた方には一本うどんは興味を引く「食べもの」となり得ます。食によってまちの魅力を創出することが、地域の活性化に結びつくもとの考え、「平蔵好みの一本うどん」として商標登録を出願しました。
江戸時代、深川浄心寺の前にホヤキという名のうどん屋で「一本うどん」だけを売っていたという店があったという事実は、鬼の平蔵とよばれた長谷川平蔵の存在とともに史実として存在していました。
池波正太郎著の「鬼平犯科帳」は、実存した長谷川平蔵をモデルに書かれた小説で、多くの人々に読まれています。本所深川が舞台となっている作品等では、小説上ではあるが当時を偲ばせる「食」が描かれています。特に鬼平犯科帳の「掻掘のおけい」「男色1本饂飩」「一寸の虫」などに登場する茶屋豊島やの「1本うどん」は、小説上の食として度々登場します。
こうした、歴史的な背景がある一本うどんを、当時の食材や調味料にこだわり、今の味覚にあうよう工夫した質の高い、地域の名産品に育てることが本事業の目的です。
創作するうどんを「平蔵好みの1本うどん」と名付け、この趣旨に賛同いただいた麺類協同組合深川支部青年会(加盟店)や日清製粉株式会社の協力のもとに開発しました。
「平蔵好みの 一本うどん」のレシピ
1、一本うどんの太さ 直径 約1,5㎝~2㎝
1、うどんの長さ 約40㎝
1、うどんの形 四角
1、使用する粉 日清製粉株式会社 「四季」
1、つけ汁 自家製1+生醤油1
1、薬味 ねぎ、すりごま、ゆず