「江戸時代の再現握り寿司(大川早握り)」

 

かつての本所深川界隈は、今なお江戸下町文化を受継ぐ魅力がありますが、埋もれている文化も少なくありません。そのひとつが、「にぎりずし」の原型が、本所深川で花開いたということです。

世界中に知れ渡っているにぎりずしは、江戸で大衆文化が花開いた文化文政期(1820年頃)に誕生しました。 それまでの早寿司とは異なり、短時間に出来上がるファストフードとしてのにぎりずしは、下町気質とも馴染みがよく、両国広小路(回向院)や安宅(現 新大橋)周辺の店で、江戸庶民に受け入れられる商品として洗練され、江戸市中に広まりました。  当時のにぎりずしですが、飯には砂糖を入れず、酢は赤酢を使用、ネタはひと仕事(ゆでたり、酢で〆たり、醤油に漬けたり)していました。

こうした、歴史的な史実を背景とし、当時の食材や調味料にこだわりながらも今の味覚にあうよう工夫し、質の高い江戸時代のにぎりずしを再現しました。